【書評:11冊目】「私は正しい その正義感が怒りにつながる」安藤俊介

書評


皆さんは

怒りっぽい自分を変えたい

そう思ったことはありませんか?


私はあります。
昔から怒りっぽかった自分をずっと変えたいと思っていました。


そんな私の考え方を変えてくれた本。


こちらです。


怒りの感情と上手に付き合うための
心理トレーニング「アンガーマネジメント」の


日本の第一人者である著者が

「正義感」と「怒り」のメカニズムを徹底解説してくれます。

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「私は正しい その正義感が怒りにつながる」から学んだこと

  • その正義や怒りは本当に必要か?
  • 正論の難しさ

その正義や怒りは本当に必要か?


「炎上」という言葉を日常で普通に耳にするようになった現代

世の中は非難や批判という名の
正義感や怒りの表れが多く存在するようになりました。



ではその正義感や怒りはすべて必要なのでしょうか?


答えはNoです。
次の1文を見てください。

正義感と、それによってもたらされる怒りの感情は大切ではありますが、中には「不要な正義と怒り」も混じっているのです。

出典:私は正しい その正義感が怒りにつながる


正義感や怒りは
自分の考えをしっかりもっていないと生まれないことなので悪いことではありません。


ただ中には不要な正義と怒りも混じっています。


大切なのは自分の正義や怒りの必要性を判断すること


すなわち「その正義や怒りは本当に必要か?」と自らに聞くことです。



普段の生活に
不要な正義と怒りが混じっていることを自覚し

自分の感情の必要性を問うことができたら、怒りは格段に減るのではないでしょうか?

正論の難しさ

残念ながら、正論を言う人は、人への理解が欠けています。人はなんでもかんでも合理的に考える生き物ではないですし、感情があります。そのことがわかっていません。

出典:私は正しい その正義感が怒りにつながる

これは正論について述べている1文です。


正論は文字の通り、正しい理論のことですから
正論通り動けば問題なく感じます。



しかし、人間には感情があります。


理論が正しくても
感情がなかったら行動しませんし

理論が正しくなくても
感情があれば行動を起こします。



人間は理論より感情で動く

だから正論の取り扱いは難しいのです。



実は私は割と理論を考えるタイプなので

正論との付き合い方には
本当に苦労してきました。


そんな私がずっと大切にしている言葉があります。


正論の扱いに苦労している人に
1人でも多く届くよう想いを込め、紹介します。


正論は正しい、だが正論を武器にする奴は正しくない。お前が使っているのはどっちだ?

出典:図書館戦争

この本のここがいい

「正義感」と「怒り」のメカニズムを徹底的に解説してくれるから、分かりやすく、対策が取りやすい

書評
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